DEN将棋EXについて
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DEN将棋EXとは
登録した組織(**将棋部 とか)の会員間で手軽にリモート将棋対局を楽しむことができるサービスです。ブラウザが動く端末であればPC、タブレット、スマートフォン(iPhone、Android)なんでも構いません。家が離れている友人同士で手軽に対局することができます。当初自分が友人と楽しむために作ったのですが、ウェブソケット対応したら結構使えるシステムになったので広く使ってもらおうかと。
特徴
- 対局中は対局者同士でチャットができます。
- 観戦ができます。同じ対局を観戦している人同士でチャットができます。
- アバター画像を登録することができます。
- 対局は、中断することができ、いつでも再開できます。
- 対局名の入力,秒単位の持ち時間選択(時間無制限対局は無し),秒読み時間[秒]選択
持時間を消費し尽くしたのちに、秒読みとなります。 - 先手指定・後手指定・無指定(どちらでも良い)の3種類いずれかの指定ができます。
- 棋譜の保存(自分の端末へ)・棋譜の読み込みができます。
- 対局終了か棋譜読み込みからの棋譜並べができます。
- 棋譜はJKF(DEN将棋EXのフォーマット)<-->KIF間の相互変換ができます。
- 無料です。但しユーザー数が増えてくると維持管理のために有料化するかもしれません。
概要
CSA(コンピューター将棋協会)のプロトコル仕様を搭載したshogi-serverを稼働しており、ブラウザとshogi-serverの中継を行うゲートウェイDaemonを作って、メニュー画面や会員管理機能も実装しました。サーバーサイドは全てPerlです。shogi-server自体も開放しているので、将棋所やK-将棋のようなshogi-server対応の将棋ソフトとの対局もできます。DEN将棋EXはshogi-serverの拡張モードで動作します。
使い方
ユーザー登録
ログイン画面の下の方の[ユーザー及び組織登録]から入って登録を行います。[登録方法はこちら]
ログイン後のメニュー画面
メニュー画面では以下の事ができます。[メニュー画面詳細はこちら]
- 新規対局待ちを行うために対局画面へ移動
- 自分の中断対局を選択して対局待ち画面へ移動
- 現在対局待ち中の人(自組織内の人)を選択して対局開始画面へ移動
- 進行中の対局(自組織内対局)を選択して観戦画面へ移動
対局画面
新規対局を選択した場合、対局名・持ち時間・秒読時間・先手後手指定からなるGNameを入力してから開始ボタンを押すとマッチメーク(条件の合う相手待ち)待ちとなり、マッチメークすると対局が自動で開始します。
中断対局待ちの場合は、そのままマッチメーク待ちとなり、マッチメークすると対局が自動で開始します。
対局リストを選択して「応じる」ボタンから入った場合は、そのままマッチメークし自動で対局が開始されます。
先手後手の決定
先手指定・後手指定・無指定(どちらでも良い)から選択します。「無指定」同士のみランダムに決定され、その他は指定に従って決定されます。
マッチメークされると、先手か後手どちらに決定したかダイアログが出ます。この時点で対局は開始しています。先手側の持ち時間がカウントダウンしていることがわかります。OKを押すとダイアログが閉じます。
なお、先手後手にかかわらず、あなたの陣地は下側です。
対 局
対局が開始すると、相手との通信対局がはじまります。先手後手の順番に手番が回ってきます。自分の手番の時には下側の持ち時間をカウントダウンしています。相手の手番の時には上側の相手持ち時間をカウントダウンします。
持ち時間を使い切ると、秒読みタイマーがカウントアップしていきます。以後一手を秒読み時間内に指す必要があります。秒読み時間内に指せずに超えてしまった方が負けになります。
タイマー表示値はサーバーと同期を取ってはいますが完全ではありません。4-5秒の誤差が有りますので余裕を持って指してください。
勝 敗
将棋は負けを自己申告する紳士的なゲームです。基本的には手番の時に「投了」を押した方が負けになります。また、上述した「時間切れ負け」も有ります。
いずれも勝ち/負けを知らせるダイアログが表示されて、OKを押すと終了となります。この時点で相手との通信は遮断されます。
中 断
自分の手番の時に「中断」ボタンを押すことができます。中断を押すと、中断するかどうかのダイアログが出て、はいを押すとそこまでの棋譜がサーバーに保存され自動で切断します。キャンセルを押すと通常の指し手待ち画面に戻ります。
中断した場合相手画面には「あなたの勝ちです」というダイアログが出ますが、その後先手後手共に、チャット画面に「中断しました」というメッセージが出ます。
再 開
たとえ何日後でも、サーバーに保存されている中断棋譜を選択して再開することができます。サラリーマンが昼休みに手軽に中断-再開を繰り返せるように考えました。
メニュー画面の[自分の中断対局を選択して対局待ち画面へ]欄の中断対局を選択後[対局待ちへ]ボタンを押してください。
チャット
手番に関係なくSendボタンを押すと送信メッセージ入力欄にに入力されているメッセージをそのままサーバーに送信します。サーバーは2人の対局者にそのメッセージを送りチャット欄に追加表示します。
チャットで「まったー」と言っても「まった」する機能は有りません。
棋譜の研究
(棋譜保存・棋譜並べ・棋譜再生モード)
対局前と終局後は、「棋譜並べ」モードになっています。棋譜並べモードとは、先手後手の両方の手を自由に指すことができるモードです。対局終了後に次の手を指すこともできます。また、1手戻るボタン「<」、最初に戻るボタン「|<」、1手進むボタン「>」、最後まで進むボタン「>|」を使って棋譜の特定場所まで戻ったり進めたりできます。途中で新たな手を指すことができますので、例えば「この場面でこういう手を指したらどうなるだろう」というイメージを目で見ながら研究する事ができます。
対局していない時はいつでも「棋譜保存」を押すことで、ブラウザを起動している端末に棋譜ファイルを保存できます。終局したらまず棋譜を保存しましょう。また、棋譜並べモードで棋譜を分岐する前に一旦棋譜保存しておけば、いつでも保存した時点の棋譜を再現させることができます。棋譜ファイルフォーマットはJKFです。
棋譜を保存したら「棋譜ファイル選択」を押してファイルを選んで「棋譜反映」を押すことによりいつでも読み込むことができます。そのあとは戻る/進むボタンを使って好きな盤面を再現します。
JKFフォーマットの棋譜であればプロの棋譜でも読み込むことができます。
「棋譜並べモード」と「棋譜再生モード」の違いは、後者は手を指すことが出来ない事と、後者は盤面をクリックすると「1手進む」ボタンと同じ効果になる点だけです。
「棋譜並べモード」は自由に棋譜を変化させられますが、進む/戻るボタンだけを使っている限り棋譜データは更新されません。よって棋譜保存ボタンを押しても全く同じファイルができます。あくまで先手か後手の「新たな手を指した」時に棋譜データが更新され、今指した手が最新の手になります。
対局中以外はいつでも「初期化」ボタンを押すことができます。このボタンを押すと盤面表示は初期並べ状態に戻ります。
対局中以外はいつでも「盤面反転」ボタンを押すことができます。これにより先手・後手が上下入れ替わります。読み込んだ棋譜を反映させると必ず先手が下側になります。そのあと、盤面反転ボタンを使えば上下逆転します。但し、このボタンにより盤面表示は初期並べ状態に戻ります。
下記は、JKFを発案された「na2hiro」さんが作られた棋譜リーダーです。**KIF**, **KI2**, **CSA**, **JKF** の各ファイル形式に対応しています。これら棋譜ファイルをドラッグ&ドロップすることができます。もちろんDEN将棋で保存した棋譜ファイルも再生可能です。PC画面で棋譜を読みたい時には重宝します。
→ [ Kifu for JS ]
棋譜変換
ぴよ将棋で棋譜の分析をやりたいので、JKF→KIF、KIF→JKFの変換ツールを作りました。対局画面の下の方にもリンクがありますが、下記にも掲載しておきます。
→ [JKF←→KIF相互変換ツール]
観戦画面
メニュー画面から進行中の対局を選択して[観戦開始]ボタンを押すと観戦を開始します。
[観戦画面詳細はこちら]
注意事項
- 対局は友人同士で、GNameと開始時刻をあらかじめ決めてから行ってください。
- PCやタブレットのブラウザを使うこともできます。その場合同じ端末で複数の同じブラウザやタブを開いて同時にアクセスしないでください。システムはブラウザ種類単位でセッション管理を行っていますので誤動作します。
- ブラウザの設定で、必ずcookieを許可してください。
- 終局のダイアログが出る前にブラウザを閉じてしまったり、端末を終了してしまうと、相手側に異常切断を知らせるダイアログが出ます。
- 対局画面と観戦画面では定期的にライフチェック用の大変小さなパケットをサーバーに飛ばしていますので、モバイル電波を使用している場合などは、操作していない長考中でも通信パケット料金が発生します。
- 管理人が不適切と判断したユーザーは断りなしにユーザー削除しますのでご了承願います。
- ご要望や不具合を見つけたらコメントいただけると大変助かります。